大晦日のお祭り [プロレス]
三崎vsヌルヌル
どうやらヌルヌルはグランドに自信がないのではなく、打撃に弱いようですな。というのは、この試合で見せた打撃の受け方があまりにもアレだったから。いつものやり方、相手が焦れたところでカウンターのハードパンチ一発でたたみかけて決める。は、相手が「組みたがる」という前提で成立する。
ところが三崎選手はスタンド勝負に出てきた。序盤こそ間を取ってジャブを入れていたものの、いいローが入ってからは、ジャブの距離に入ると、面白いようにローを入れられる。蹴りの技術、ヴァリエーション共にあまり無いヌルヌルはアウトへのローをやっと返している感じで押し込まれる。だいぶローが効いて来た所で三崎が不用意に距離を詰めようとした時にヌルヌルのいいカウンターが入りダウン。ところがヌルヌル、ダウンされるとパウンドの技術が稚拙なため、上からパンチを入れ、レフリーストップのパターンしか持っていない。上からのパンチを捉えられ、慌てて距離をとってカウンターのダメージが残っているうちにもう一度いいのを入れる作戦に変更。ところが逆にフックをくらって、立ち上がり際に顔面を蹴り上げられKO負け。
立ち上がり際のキックですが、ルール上、「スタンディング・ポジション状態の選手によるグラウンド・ポジション状態の選手への顔面・頭部へのキック・踏みつけは禁止とする。」となっているため、グランドポジションが、「足裏以外の部位がマットに触れている状態」であれば反則であろうし、「4点ポジション」を指しているのならセーフ。グランドポジションの定義がどうなっているのか不明なのでなんとも。ちなみにヒーローズルールでは前者。
最後のマイクパフォーマンスも朝鮮日報を釣っているし三崎選手は頑張っていたんじゃないですかね。
ヒョードルvsホンマン
ヒョードルが体格差を圧倒的な技術の差でねじ伏せた試合。腕をへし折ったかと思った。立ち上がりヒョードルがジャブで牽制した後組み付くが押し倒される。しかし、冷静に足をホンマンの左足に絡めホンマンがパウンドに入ろうとした隙にボディに絡め、更に腕に足を絡める。強引に逃げたホンマンをヒョードルがパンチから組み付く。ホンマンが押し倒す。と同様の展開だったが、ヒョー-ドルの足が上手くホンマンを捉えきれず、ホンマンがマウントを一瞬取れそうになったが今度は綺麗に腕十字でおしまい。
こんな使い方ではヒョードルがもったいないな。
T.Nが一番衝撃を受けた試合。
ハッスルのミルコ。そしてミルコのハイキックを真正面から「受けた」金村キンタロー。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/photo/200712/20071231145.html
ミルコの足が綺麗にしなっている。いい蹴りだ。総合の世界でトップクラスに上り詰めた選手が「おちゃらけ」の世界で見せた意地。
腕でかばいもせずに、「受けて」いる。プロレスラーの意地。
ものすごい世界を見てしまった・・・・
私も見ておりましたが三崎選手おめでとうございます。と叫びました
by 編集長 安佐達肇 (2008-01-01 21:44)
NETの爆弾さんはじめまして。
貴Blogの「毒」の効かせ具合いいですね。
私のところはマダマダだなぁ。精進せねば。
by T.N (2008-01-02 12:40)