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「魔弾の射手」 [クラッシク]

本日のお題は「魔弾の射手」でございます。

ウェーバーの歌劇でございますが厳密に言うと違うそうでございます。細かいことはどうでもよいのでこちらのお座敷では便宜上「歌劇」と称してしまうのでございます。この曲の魅力さすがドイツの「国民オペラ」といわれるだけのことはあってドイツ的旋律に満ち溢れていることでございます。

録音では面白いことにクライバー親子は二人とも録音を残しており、息子カルロスが躍動的な若々しい演奏であるのに対し親父のエーリッヒは純ドイツ的アプローチで唸らせてくれるので、T.Nとしては親父さんに軍配を上げてしまうのでございます。興味のある方はカイルベルト&ベルリンが純ドイツ風でお奨め、最高の「マックス歌い」ショックの歌唱も実に味わい深いものがございます。

この素晴らしいオペラにもトンデモナイ落とし穴がございます。「パリ版」というドイツ風の旋律にフランス語を乗せるという暴挙に加え、バレエも加えられ、犯罪的なシロモノとなりおおせているものでございます。音楽を聴いて気持ちが悪くなりたい方にお奨めの演奏なのでございます。


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