N響の響き [クラッシク]
うーむ、どうも最近響きが軽くなった。
ヨッフムがブル9、カイルベルトのブル1、などと聴きいたとき「以外にやるものだ」と思っていたけれど。
最近のN響音が綺麗なだけで「迫力」を感じない。よく言えば華麗。悪く言えば表面的。
上手いか下手かで言えば上手い、技術的には世界レベルかもしれない。
一つ一つの音が細すぎるというか、細くても「しっかり」奏でられていれば問題ないのだけれど「しっかり」が欠けている気がする。
コンクールなんかも、技術優先で「しっかり」引いている子が落ちたりしているから仕方ないのかもしれない。
ステージでは上手にできたから観客が満足するかと言えばそうではないこと。そんな当たり前を忘れていると「のだめ」ブームで来た観客も逃がすことになりやしないか?
N響がフィアデルフィアや、シカゴ、クリーブランドみたいな面白味に欠けるオケになって欲しくないと思う。80年初頭までのコンセルトヘボゥみたいなオケになって欲しい。
ポピュラーな曲をやることは悪くない。
しかし観客との勝負甘くはない。
わがままで意地の悪い観客のT.Nを満足させてみろぃ!
日本のサッカーのプレーの軽さも心配だけれど・・・
2008-01-22 20:50
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コメント(5)
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こうした音楽関連の記事これからも期待してます。
それにしても、なかなか通ですねw
by (2008-01-23 00:38)
◆T.Nさん
私はN響の定期に年に数回行きます。テレビの「N響アワー」は、家にいる時は見るようにしています。特にN響のファンというわけではありません。在京のオケでは、N響がとりあえずトップクラスだとは思います。
私が学生の頃、ちょうど80年後半は東京にいましたので、N響Bプロの会員でした。当時はホルスト・シュタインやヴォロフガング・サヴァリッシュがよく客演していたころでした。とても重厚な渋めサウンドでした。
しかし今はおっしゃるように、音が軽い。デュトワやアシュケナージに振らせた弊害かもしれません。しかも最近、主席奏者にゲストを迎えるようになってしまっています。N響がそんなことではまずいと思っています。
とりあえず私は、小澤征爾氏率いる水戸室内管弦楽団の質実な音に満足しています。
by エビネンコ (2008-01-23 01:56)
Shinwaさんへ
音楽シーンの入り口はプログレシッヴロックという絶滅危惧種だったりします。ジャズやクラッシク音楽との融合とかやってたりするので、どうしても、いろんなジャンルにクビを突っ込んでいるうちに、見事にワーグナーにハマッたんですねw
普通のクラッシクファンよりかなり意見が異端だと思いますw。
エビネンコさんへ
そちらで指摘されていたので古いN響のディスクを引っ張り出して聴き比べて見ました。
20年以上前にマタチッチのベト7とか、ホルストシュタインのワーグナーをNHKホールへ遠征して聴いて感動した記憶があります。ああいう演奏して欲しいですね。
響きだけなら大阪フィルの方が好みだったりします。こっちも朝比奈さんが亡くなってから聴いてないのでなんとも。
サイトウキネンはとりあえず毎年行くようにしてますが、年々劣化してるような気が・・・・
クラッシクコンサートってチケット代と観客の質が反比例してる気がするのは私だけだろうか?
by T.N (2008-01-23 08:38)
◆T.Nさん
サイトウキネンは、ナマを聴いたことがないのでなんともいえませんが、最近は新しい若い演奏家がメンバーになっているようですね。
水戸室内管弦楽団は、サイトウキネンの選抜オケですが、ベテラン演奏家が多いですね。潮田益子氏や久保田巧氏など。6月に3回目のヨーロッパの演奏旅行を小沢さんとするそうです。一度、サイトウ・キネンとナマ音を比較してみたいですね(笑)
by エビネンコ (2008-01-24 02:36)
サイトウキネン個々の技術力はベラボウに高いんですけれど、安全運転しすぎじゃないですかね。
by T.N (2008-01-24 10:52)