訃報。若杉弘氏逝去 [音楽]
世界的な指揮者の若杉弘氏死去
:ドレスデンファンのT.Nとしては常任を勤めたと言うだけで好きになった。あのワーグナーの管弦楽集を聴いて驚愕した。トリスタン、マイスタージンガーは本当にスゴイ。管弦楽なのに劇が見える。
素晴らしいオペラ指揮者を失ってしまった。
ご冥福をお祈りします
新国立劇場オペラ芸術監督で世界的な指揮者として知られる若杉弘(わかすぎ・ひろし)氏が21日、多臓器不全のため死去した。74歳だった。密葬は近親者で行われる。後日、お別れの会が行われる予定。喪主は妻、長野羊奈子(ながの・よなこ)さん。連絡先は、新国立劇場運営財団。
昭和10年、東京都生まれ。東京芸大卒。読売日響常任指揮者、ライン・ドイツ・オペラ音楽総監督(GMD)、ドレスデン国立歌劇場およびシュターツカペレ常任指揮者、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団首席指揮者、東京都響音楽監督、NHK交響楽団正指揮者などを歴任。平成10年オープンのびわ湖ホールの芸術監督として行ったベルディの歌劇シリーズの上演は高い評価を得た。
平成19年秋のシーズンからは新国立劇場オペラ芸術監督。オペラ、コンサート両方に深く精通した指揮者として貴重な存在だった。日本芸術院会員。東京芸大名誉教授。
◇
音楽評論家の東条碩夫(ひろお)さんの話「ワーグナー『神々の黄昏(たそがれ)』など名作オペラの日本初演を数多く手がけた。抜群だったのはプログラミングのうまさ。オペラやオーケストラでもタイムリーに、クラシック愛好家がいつもうなるような内容だった。少年時代に芝居を好み、そこからオペラが好きになり、生涯オペラを愛してやまない人だった。本番の日の朝、劇場内を歩くだけでその状態が分かるほどの根っからの劇場人だった」
:ドレスデンファンのT.Nとしては常任を勤めたと言うだけで好きになった。あのワーグナーの管弦楽集を聴いて驚愕した。トリスタン、マイスタージンガーは本当にスゴイ。管弦楽なのに劇が見える。
素晴らしいオペラ指揮者を失ってしまった。
ご冥福をお祈りします
2009-07-22 22:40
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