W杯総括

全体
・相変わらず守備的に行ったチームが好成績を残した。
・守備ブロックの構成がより密になり、トップ下が試合を作りにくい状況になってきている。
・攻守の切り替えの早さは重要。カウンター時に多くの人数をかけたドイツ、ブラジルなどのスタイルは中堅国が次大会取り入れてきそうな気がします。
・高地での試合で最後まで走れるコンディション作りは重要だった。
・秋口ということもあって、スピーディな展開が多かった
・ボールが伸びるので、目測を誤る選手が続出した。また長いパスの精度も落ちてしまいかえって点の獲りにくい大会となった
・大きな誤審が続出したが０２大会のように特定のチームだけが恩恵をこうむることはなかった
・治安上何も起きなかった
・欧州のチームのコンディションを問題視する向きもあるが、南米の主力も同様の日程ということを考えれば理由でしかない。

アジア勢
・韓国は持ち味の激しいボールチェイスができなかった。パクチソンの守備面での良さも出ない現状には問題がある。ただし、韓国史上最強というのは事実。一つ間違えばという危険なファールは相変わらずやるのであまり日韓戦を特別視して開催することはどうかと思う

・オーストラリアは後一歩でトーナメント進出を逃したが、足元のいい選手が足りない。CBのフィードも？レベル。
アジアではトップレベルのチーム

・北朝鮮は予想通り虐殺された。ブラジル戦での得点で妙に行ける気になったのが誤り。

・日本は大会3週間で別のチームをつくるという付け焼刃でどうも・・・継続的な強化が出来るコーチが必要。
岡田さんは結果を出したけれど、いいコーチだとは思えません。そういう選択をして放置してきた協会の問題は大きい。

ベストプレーヤー
ディエゴ・フォルラン（ウルグアイFW）
得点もあるけれど、FWとしてやって欲しい仕事をキチンと出来ていた。開いたスペースにもぐりこむ上手さは大会随一。FKも3種類くらいのボールを蹴っていずれも精度が高かった。
次点はカシージャス（スペインGK）

ニューカマー
ミュラー（ドイツ）
これほどやるとは思っていなかった。ドイツの伝統のサイドアタッカーとして成長して欲しい。

ベストコーチ
レーヴ（ドイツ）
大会直前に主力選手を失いながらベスト４まで進んだことを評価

ダメな子
メロ（ブラジル）
コイツの退場で事実上最強のブラジルが消えた。

悪い子
スアレス（ウルグアイ）
ホスト国と前回準優勝チームを蹴落として決勝トーナメントに進み、韓国を軽くヒネリ、アフリカの希望の星ガーナ戦でGKでもないのにボールを手で押し出したｗ

敢闘賞
ニュージーランドチーム
アマの集団なのにトーナメント進出後一歩まで行ったところが立派。

・フランス
一からやり直せ

・イタリア
アタッカー不足

・イングランド
アホかこいつら緩すぎ。

・スロベニア
意外といいサッカーをしていて驚いた

・アルゼンチン
あそこまで行けたことが奇跡

・ブラジル
緩んだら負けるという典型

コメント 2

欧州各国の特に中堅以下のチームが
「プｗ。プレミア勢だなんてｗｗ」
というのがまーざまざと見えた今大会。
プレミアリーグのバブル評価。崩壊しなきゃ良いですけどねえ。いや、イギリス経済と込みで、ニッポン人にとっては大崩壊した方が都合は良いのかな。ニュージーランド国内リーグは、イタリア・スロバキア・パラグアイと全て同等の実力だったんですから…

とりあえず、西村主審は４年後のブラジル大会開幕緒戦：ブラジルｖｓ？？戦の笛を、9.5万人観衆の下で吹く可能性が１０数％くらいは浮かびそうなのが、自分にとっての最大の収穫でした♪

あと、自国民監督のチームが意外に健闘したんですかね？例外は多々ですけどアフリカ勢はいっそ、名目は自国民監督を飾り立てて、スカウティング担当だけを欧州人に任せておいた方が良かったかもしれません。あとドメネクｗ筆頭に、長期政権監督はあまり宜しく無い傾向も。個人的に高給取り外来プロ監督への印象が、大きくダウンした大会でした。だってカペッロを筆頭に、彼ら、総じてツマらない引きこもり策に逃げましたから。その意味ではまだ若きレーヴさんには、次回の南米開催のドイツ代表には、一旦職から逃げて欲しかったりもします。
by NOBU (2010-07-14 15:23) 

NOBUさんへ
日本が決勝へ行くので西村さんは外れますｗ

中堅国はやはり選手層が薄いんですよね。
スロベニアみたいな良いサッカーをしていたチームもありましたし。
癌だったのはプレミアよりもセリエAだったような気が・・・
自国の大選手が監督だったブラジル、アルゼンチンもアレだったし、自国のプロ監督だったデンマークｗイタリアｗｗ北朝鮮ｗｗｗなんて例もあるので一概に言いづらいですね。

by Ｔ．Ｎ (2010-07-14 18:22)