御柱祭 [歴史]
来年は善光寺の御開帳より数段歴史も地元の信仰の厚さがある御柱祭です。
なぜ諏訪の信仰が残ったのか?
これを持っていると肉を食っても神罰が当たらないと言うありがたい鹿食免。
肉食の肯定という諏訪信仰は温厚で農耕的な伊勢信仰とは一線を画すと言っても良いです。
大体、上社では正月早々蛙を生贄にする神事から始まる。参門に掲げてある「鳥獣捕獲の禁」は諏訪の場合神社で獲る分が減るからなのかも。
更に神長官を代々務めてきた守矢家の資料館では
いきなりこれである。
もはや伊勢の太陽信仰とは全く違うw
T.Nは狩猟文化の根城が諏訪だったのだと思っている。黒曜石で有名な霧が峰、尖石遺跡とのつながりがあったと思う。
あくまでも推測だけれど、主祭神の建御名方は武甕槌に負けて諏訪の地に逃げ込み、幽閉されたが神威によって周辺住民とモレヤ神の軍を打ち破ったことになっているけれど、諏訪入りして敗北そしてその無念を弔うために「諏訪大社」と言う神社と言う形態になったと考えていたりします。「国譲り」を拒否した建御名方を倒したということで物部氏との曰くありげな関係もすっきりするかもしれない。
もっというと、「国譲り」の先鋒として諏訪に乗り込んだものの、武甕槌と経津の後詰が諏訪勢に蹴散らされて逃げたため敗れたため、藤原氏の名誉のために、武甕槌に負けたとされているのかもしれない。ある意味武甕槌のせいで敗北しているのだから。
物部氏が諏訪を筆頭とした「狩猟文化圏の王」と言う形でヤマト政権の重鎮となったのはそういう可能性もある。
ただ記紀の編纂に関わったのが不比等なので本当のところは闇だ。
前宮の裏山の古墳は誰が埋葬されたのか?ワクワクします。
なぜ諏訪の信仰が残ったのか?
これを持っていると肉を食っても神罰が当たらないと言うありがたい鹿食免。
肉食の肯定という諏訪信仰は温厚で農耕的な伊勢信仰とは一線を画すと言っても良いです。
大体、上社では正月早々蛙を生贄にする神事から始まる。参門に掲げてある「鳥獣捕獲の禁」は諏訪の場合神社で獲る分が減るからなのかも。
更に神長官を代々務めてきた守矢家の資料館では
いきなりこれである。
もはや伊勢の太陽信仰とは全く違うw
T.Nは狩猟文化の根城が諏訪だったのだと思っている。黒曜石で有名な霧が峰、尖石遺跡とのつながりがあったと思う。
あくまでも推測だけれど、主祭神の建御名方は武甕槌に負けて諏訪の地に逃げ込み、幽閉されたが神威によって周辺住民とモレヤ神の軍を打ち破ったことになっているけれど、諏訪入りして敗北そしてその無念を弔うために「諏訪大社」と言う神社と言う形態になったと考えていたりします。「国譲り」を拒否した建御名方を倒したということで物部氏との曰くありげな関係もすっきりするかもしれない。
もっというと、「国譲り」の先鋒として諏訪に乗り込んだものの、武甕槌と経津の後詰が諏訪勢に蹴散らされて逃げたため敗れたため、藤原氏の名誉のために、武甕槌に負けたとされているのかもしれない。ある意味武甕槌のせいで敗北しているのだから。
物部氏が諏訪を筆頭とした「狩猟文化圏の王」と言う形でヤマト政権の重鎮となったのはそういう可能性もある。
ただ記紀の編纂に関わったのが不比等なので本当のところは闇だ。
前宮の裏山の古墳は誰が埋葬されたのか?ワクワクします。
2009-07-23 21:43
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コメント(4)
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諏訪も国造の血を守ってるんですよね。ウチなんかと違って真面目に真面目に数多くの信仰を集めてらっしゃる。新田次郎の武田信玄の印象が深い。酒量、じゃなかったw狩猟文化圏の王って見方は新鮮です。アイヌやマタギなど狩猟文化の地こそ、神に対する姿勢は真摯になっていくのでしょう。先日トムラウシで人が多数死にましたけど、山の神に対して真摯じゃない者には、必ず死が隣で微笑んでる。こういう記事に触れると背筋がピンとしてきます。
ざざむしや蜂の子に向けての供養もちゃんとしてるのかしらんw
by NOBU (2009-07-24 12:30)
NOBUさんへ
NOBUさんの実家の方にある出雲はもっとスゴイところなので(苦笑)なんとも言い難いのですが、「神無月にも建御名方は出雲に行かない」のは追い出されたからではなく幽閉されたからという趣旨なので賛否両論でしょうねw
「供養」というより、命、、食、生、の対価は命であながうという感じに近いと思います。
by T.N (2009-07-25 02:45)
ウチのは堂々、女系そこら中混ぜまくりインチキ国造「隠岐ちゃん」ですよw。本家は出雲とかとも交流はあるみたいですが。
>命、、食、生、の対価は命であながうという感じ
八百万の神様。自分はこの國に生まれて良かったです。イスラエルのガザ地区とか「、、食、生、」の部分がごーーーっそり抜け落ちてるんでしょう。
by NOBU (2009-07-25 14:09)
>イスラエルのガザ地区とか「、、食、生、」の部分がごーーーっそり抜け落ちてるんでしょう。
:一神教の場合、あながうこともみんな神様がやってくれるので、自らあながうことができる状況を作ってくれるこうした自然崇拝系の神とは違うのでしょうね。
人とともにあることを否定したのが一神教の神だと思うので、人とともにある一神教の神は偽物でしょうね。
by T.N (2009-07-26 01:25)