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アサヒの社説6/5 [アサヒる]

菅新首相誕生―「市民」の力量が試される

歴史的な政権交代を選んだ民意に、今度こそ応えることができるのか、極めて重い責任を引き継いだ。
 民主党の新しい代表に菅直人・副総理兼財務相が選ばれ、衆参両院の本会議で新首相に指名された。
 菅新首相の登場には、昨年の政権交代にひけを取らないくらいの歴史的な意味合いを読み取ることができる。
 新首相を表現するキーワードは、「市民」である。
 団塊の世代に属する菅氏は学園闘争や「市民運動」を経て政界入り。婦人運動で知られる故市川房枝氏を参院議員に担ぎ出したことで知られる。


>故市川房枝氏を参院議員に担ぎ出したことで知られる。

:おおおっこれはw
WIKI
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E5%B7%9D%E6%88%BF%E6%9E%9D

1953年(昭和28年)の第3回参議院議員通常選挙に東京地方区から立候補し当選。4期目を目指した1971年(昭和46年)の第9回参議院議員通常選挙で落選するも、1974年(昭和49年)の第10回参議院議員通常選挙で全国区から立候補、当選して通算5期25年務めた。

:28年の段階で既に参議員になっていた!落選後全国区で立候補したときにスタッフになったのを「担ぎ出した。」というのは歪曲といっても良い。

 
■「田中派」の系譜絶え
 1996年、鳩山由紀夫氏とともに旧民主党を結成したときのキャッチフレーズも、「市民が主役」だった。
 地縁血縁、企業や団体を集票基盤としてきた自民党は「抽象的な幽霊」(中曽根康弘元首相)などと「市民」を目の敵にしたが、十数年を経て、そのトップランナーが首相に上り詰めた。日本政治の新たなページである。
 菅氏は普通のサラリーマン家庭に育った。過去4代、そろって1年前後で政権を放り出してしまった安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山の各氏は、いずれも首相経験者の子や孫だ。
 戦後の歴代首相は政治家一家の出身者か官僚出身者が大多数であり、この点でも極めて異色の出自といえる。
 鳩山氏、小沢一郎前幹事長の「ダブル辞任」と菅氏の登場は、「政治は数、数は力、力は金」という自民党旧田中派、旧竹下派の系譜が完全に断ち切られたことも意味する。
 鳩山氏は早くから「クリーンな政治」を掲げた政治家だが、もともとの出発点は旧田中派である。その嫡流だった小沢氏とともに、政権交代後も「政治とカネ」の問題にまみれたのは歴史の皮肉な巡り合わせだった。
 菅氏の現実主義者の側面も見逃せない。民主党を政権を狙いうる政党にするため自由党との合併を実現した。


>■「田中派」の系譜絶え

>過去4代、そろって1年前後で政権を放り出してしまった安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山の各氏は、いずれも首相経験者の子や孫だ。

:その前の小泉から自民政権の首相は田中派ではないw民主党政権の鳩山は田中派に属していた。
民主党が田中派を持ち出して自爆しただけダロw

このうち麻生太郎は違う。選挙で負けたから1年前後で終わっただけ。
安倍晋三、福田康夫にしても衆参のねじれを最大限利用した民主党の「衆院選挙誘発運動」の結果だ。

一方で鳩山由紀夫は、別に衆参のねじれもないのに、党内の未熟さと持ち前の愚かさで勝手にずっこけた。
一緒ではない。

 ■のしかかる日米合意
 今回の代表選は本来、鳩山政権の失政を総括し、民主党が出直しの足場を固める機会だった。ところが、鳩山首相の退陣表明のわずか2日後に実施するという拙速ぶり。そんな選挙戦を通じ「世代交代」を訴えた中堅の樽床伸二衆院議員より、厚相として薬害エイズ問題に取り組んだ実績や党代表を2回つとめた経験のある菅氏が選ばれたのは、当然の結果ともいえるだろう。
 菅政権に立ち止まっている余裕はない。沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の移設をめぐる迷走で揺らいだ日米関係の再構築は差し迫った課題である。
 副総理として内閣の要にいた菅氏はこの問題にだんまりを通していたが、これからはそうはいかない。名護市辺野古への移設を決めた日米合意と、これに猛反発する沖縄の民意がさっそく重くのしかかる。事態打開への戦略と陣立てを早急に固めないと、再び政権を揺るがす事態にも発展しかねない。
 月末にはカナダで、G8、G20サミットという首脳外交の舞台も控える。
 今後の経済財政運営の基本となる成長戦略と中期財政フレーム、財政運営戦略は月内の策定に向け、大詰めの時期を迎えている。参院選に向けたマニフェストの練り直しも急務だ。
 次々と直面する政策課題を、いかに的確に着実に処理していくか。かぎを握るのは、菅新首相を支える官邸中枢の顔ぶれや、各閣僚以下政務三役らの総合的な「チーム力」だ。
 それをうまく築き上げることができるかどうか。菅政権が久々の本格政権として安定した政策遂行に取り組めるかどうかは、まずここで試される。
 菅氏は内閣の要となる官房長官に仙谷由人国家戦略相の起用を決め、党務を担う幹事長には枝野幸男行政刷新相をあてる方針だ。「脱小沢」の決意の表れだろう。と同時に人事には政策への精通や実行力、官僚の掌握力など多様な力量が考慮されなければならない。週明けの組閣が菅政権の将来を左右するといって過言ではない。


>菅政権が久々の本格政権として安定した政策遂行に取り組めるかどうかは、まずここで試される。

:本格的な選挙管理内閣がいいと思いますw
実際、シンガンスで支持率を落す前に、小鳩辞任と子供手当て給付で支持率が若干でも上がっているうちに解散総選挙をした方が民主党のためでもある。

 ■「政策一元化」の実を
 鳩山政権で失われた政策実行力や統治能力を取り戻すには、「政策決定の一元化」の立て直しも急務だ。
 菅氏は小沢氏が廃止した政策調査会を復活させる意向を明らかにした。
 政策をめぐり、政府だけでなく与党内でも闊達(かったつ)な議論が行われ、政策に反映されるのは当然だ。そもそも政権奪取前の構想では、党政調会長が国家戦略相を兼務し、党幹事長も入閣することにより、一元化の実をあげることになっていた。組閣と党役員人事という構想実現の好機を逃してはならない。
 社民党の離脱で揺らいだ連立の枠組みをどうするかも考えどころだ。
 菅氏は国民新党代表の亀井静香郵政改革相と会談して連立継続を決め、郵政改革法案の速やかな成立で合意した。民営化の方向を根本的に見直す法案を乱暴に扱ってはいけない。廃案にし仕切り直すべきだ。
 重要な政策課題をめぐって、連立相手の主張をどこまで受け入れるのか。連立解消の分岐点はどこか。政党間協力や国会での合意形成の新たな手法を工夫しつつ、再考すべきだろう。
 参院選は民主党政権9カ月の中間評価とともに菅政権に対する事実上の信任投票になる。失敗を反省し、生まれ変わった姿を国民に見せられないと、厳しい審判は避けられまい。


>鳩山政権で失われた政策実行力や統治能力を取り戻すには、「政策決定の一元化」の立て直しも急務だ。

:ちょっと待て。政策実行力や統治能力がまるであったかのような言い分だな。
マニフェストが「進化して」正反対の政策になっていったような政党にそんなものは存在しない。

> 参院選は民主党政権9カ月の中間評価とともに菅政権に対する事実上の信任投票になる。

:この9ヶ月を「空白の9ヶ月」という優しい評価をしている人たちもいるけれどT.Nは「後退の9ヶ月」だと思うぞ。

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コメント 3

gaiagear

こんばんは。
『破滅への9ヶ月』だったかも。
by gaiagear (2010-06-05 23:45) 

T.N

gaiagearさんへ
『破滅への〇ヶ月』は菅内閣ということでw

by T.N (2010-06-06 21:43) 

yukikaze

『崩壊への9カ月』(鳩山内閣)
『破滅への3カ月』(菅内閣)
『滅亡への数カ月』(小沢内閣)
となりそうな気がしています。どこかで止める決断を国民がしないといけないと思います。
by yukikaze (2010-06-07 13:29) 

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